准教授 森 芳孝

森 芳孝
Yoshitaka Mori
レーザーフュージョンエネルギーの創出
准教授 / 博士(工学)九州大学

専門分野

  • プラズマ理工学
  • レーザー工学、核融合科学、核融合工学
  • レーザー産業応用

対応事項

  • 共同研究

メッセージ

地上の太陽を一緒に実現してみませんか?

レーザーフュージョンによるエネルギー創成と応用

太陽はフュージョン(核融合)のエネルギーで輝いています。フュージョンは、水素同位体同士の融合でエネルギーを発生し、発電時にCO2を排出しないことから、気候変動に貢献できる未来のエネルギー源の一つとして注目されています。2005年の大学設立以来、レーザー光を使ってフュージョンエネルギーを実現する研究開発を協力機関とともに進めてきました。世界に先駆け、10Hz程度の繰り返しで燃料を連続供給し、燃料に照準をあわせてレーザーを照射しフュージョンを発生させることに成功しました。これらの成果は、レーザーフュージョンで電気発生を実現するミニ炉に活用されます。これまでの研究開発成果を踏まえ、2021年7月に、フュージョンエネルギーの社会実装を目指すスタートアップEX-Fusion(エクスフュージョン)を共同設立しました。
左:レーザー核融合ミニ炉CANDYの模型
右:連続投入燃料へレーザーが照射された様子

レーザーによる小型加速器

フュージョン反応を実現できるレーザーを用いると、量子ビームと呼ばれる電子、イオン線、中性子線、X線、ガンマ線等を発生することが可能です。これらレーザー生成量子ビームは、材料検査、医療応用への応用が期待されています。
左:フェムト秒テラワットレーザー装置 右:レーザー照射による発生するプラズマ

レーザーフュージョンによるエネルギー創成と応用 

フュージョン反応を実現できるレーザーを用いると、量子ビームと呼ばれる電子、イオン線、中性子線、X線、ガンマ線等を発生することが可能です。これらレーザー生成量子ビームは、材料検査、医療応用への応用が期待されています。
フェムト秒レーザーの応用

主要な学術研究・社会貢献活動

レーザーフュージョンによるエネルギー創成と応用

It’s NEW

国内における今後のレーザー核融合研究開発の方向性を纏めた記事

森芳孝、重森啓介、"レーザー核融合研究開発の動向 −レーザー学会学術講演会第 43 回年次大会シ ンポジウムの記録−”レーザー研究 vol.51 No. 3 p188(2023).
森芳孝他”2030年以降を見据えたレーザー核融合研究開発の中長期展望” プラズマ・核融合学会誌 vol. 97 No. 6 p. 352 (2021).

レーザー核融合研究の成果をまとめた解説記事

森芳孝、千徳靖彦 “高速点火レーザー核融合の進展-点火・燃焼実証にむけて- 特集号によせて” レーザー研究 vol. 49 No. 3 p 128 (2021).

研究で用いているチャープパルス増幅法と呼ばれるレーザー技術(2018年ノーベル物理学賞)とその応用に関する解説記事

加藤義章、森芳孝”チャープパルズ増幅と位相制御による超高速・超高強度光科学”
日本物理学会誌 vol. 75 No. 30 p. 189 (2020).

キーワード

  • レーザー核融合、レーザー粒子加速、超高強度レーザー、計測、ターゲット技術
ページの先頭へ戻る