2024年度 FUSEアカデミア × 光産業創成大学院大学フォーラム

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起業・新規事業創成を目指している人へ
それを支えようとする人へ
FUSEアカデミア × 光産業創成大学院大学フォーラム
この「FUSEアカデミア × 光産業創成大学院大学フォーラム」は
(1)スタートアップに果敢に挑戦する人材の発掘・育成
(2)それを支えるエコシステム創成

について考える機会として企画・開催します。

私たちは、光技術と産業の困りごとの出会いに“デザイン”を掛け算して、浜松地域に新しい産業を生み出したいと考えています。
世の中の変化にいち早く気づいた浜松発のアントレプレナーの活動は、浜松地域でのイノベーションを成功に導く連鎖反応を引き起こし、浜松地域に潜在的に存在するエコシステムを活性化するはずです
全8回の予定で開催いたします。ぜひご期待ください。

第4回 「米国での起業と葛藤。日本の医療機器は海外で成功できるのか?」

日時:2024年7月24日(水)18:30~20:00
講師:グロービッツFDAコンサルティング President 春山貴広 氏
定員:オンサイト Co-startup Space & Community FUSEイベントスペース 50名
   オンライン Zoom 50名
参加費:無料

本学に入学する企業派遣の学生さんばかりでなく、浜松地域の中小企業様に医療機器開発に関わった経験が多いことに驚かされます。
もちろん主力製品という位置づけではなく、大手医療機器メーカーからのプロトタイピングの依頼が多いようです。モノづくり企業の高い技術が認められたのでしょう
オリジナルな高い技術を持ちながら、少量多品種の生産を得意としているモノづくり企業にこの例が多いように見受けられます。

プロトタイピングと製品化に関わる品質維持や大量生産能力は別次元の話ですので、受注につながる可能性があるわけではありません。小回りが利くという利点を大手企業が利用しているのだと思います。
医療機器開発を目指す起業家にとっては、こういったモノづくり企業はよいパートナーになるポテンシャルを秘めています。
もちろん自ら医療機器開発にチャレンジしようとする中小企業様にも日本ばかりでなく世界への飛躍のチャンスがあることに気づいていただきたいと考え、今回のフォーラムを企画させていただきました。

今回のフォーラムには、米国でFDA(米国食品医薬品局:連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全確保を責務とする政府機関)コンサルティング会社を創業し、日本企業をはじめとする外国企業の米国進出サポートに多くの経験をお持ちのグロービッツFDAコンサルティング社の春山貴広先生を講師としてお招きいたしました。
春山先生は、米国が医療機器企業にとって多くの魅力を持っている国であることの理由を次のように説明されています。
米国は、①世界で最も大きな単一市場であること②薬事制度の信頼性が高く、承認が製品をブランド化し価値を高めることができること、③高い医療技術を求め世界中の優秀な医師が学ぶために集まることなどです。

春山先生自身は、米国で医療機器販売会社を起業した経験もお持ちで、その際に痛感したビジネスの難しさが、FDAコンサルティング会社を創業するに至った理由とおっしゃられています。
米国に長く住まわれ、日本だけでなく他国の医療機器会社とFDA対策プロジェクトに取り組んできた経験から、米国での医療機器ビジネスの基礎知識のご提供と、米国での経験を通してみた日本企業の特徴についてご紹介いただきます
医療機器で起業を目指す方々、新事業として医療機器開発を検討したい中小企業の方々にご聴講いただき、国内ばかりでなく海外への事業展開のチャンスを感じていただければ幸いです。

■講師略歴

大学卒業後にシチズン時計株式会社へ入社。
アジア向け商品企画、ドバイ駐在員(中東、ロシア、東アジア、アフリカ担当)、 引き続き、米国駐在員としてアメリカ、カナダ、イギリスの現地法人を担当し、積極的に経営に参画し、米国市場でのシチズン製品シェアナンバーワン達成に貢献されています。
米国執行役員を最後に退社し、MBA(ロヨラ・メリーマウント大学大学院経営学修士)を取得し、2005年カリフォルニア州ロサンジェルスにて、Globizz社(FDA、米国EPAコンサルティング、州規制コンサルティング)を創立。
現在、Globizz社の業務は、米国での事業展開を目指す企業への進出コンサルティングにも及んでおり、事業立ち上げ支援の他、事務所代行などにも広がっているそうです。
米国で福祉機器販売会社を立ち上げるなどアメリカの医療機器市場で実践後、国内医療機器会社にて国産医療機器の開発、外国医療機器製品の輸入販売権交渉、製品企画・開発、R&Dなどの責任者を歴任されています。
整形外科領域、呼吸器科領域における製品開発では、医療現場にも入られた経験もおもちとのことです。

*その他、この紙面に収まらない多くのご経験がございますが、春山先生は、福祉・医療機器ビジネスに必要な開発、製品化、薬事申請、保険収載、アフターサービスに関して日米両国でのご経験をもつ数少ない日本人です。
これから国内での医療機器開発をと考えられている企業様にも、両国の制度を比較して”どうせ苦労するなら米国から”という戦略もあると考えていただけることを期待しています。
■講師
グロービッツFDAコンサルティング
President 春山貴広(はるやま たかひろ)氏

著書
「海外市場開拓のビジネス―中国市場とアメリカ市場」 白桃書房、2012年10月改訂版発刊

■その他略歴
2013~2015年:JETRO(日本貿易振興機構)ロサンゼルス海外進出コーディネーター(米国医療・福祉分野)
2021年~:経済産業省地域未来分野別エキスパート就任
日本医療機器学会会員、静岡大学客員教授、日本医工連携医療機器コーディネーター
春山 貴広 氏

【ちらし】2024年7月24日 第4回 FUSEアカデミア × 光産業創成大学院大学主催フォーラム「米国での起業と葛藤。日本の医療機器は海外で成功できるのか?」[PDF:1MB]

会場のご案内

Co-startup Space & Community「FUSE」
浜松市中区鍛冶町100−1 ザザシティ浜松中央館 B1F FUSEイベントスペース

お申込み

Peatixのサイトに移動します

第5回9月25日(水)の開催内容はこちら
 

「浜松ホトニクスCVCの投資戦略とグローバルな視点」

浜松ホトニクス株式会社
グローバル・ストラテジック・チャレンジ・センター
ニュービジネス・デベロップメント
加藤 智(かとう さとし)氏

※募集開始までお待ちください

【終了しました】第3回 イノベーションは学べる!バイオデザイン手法を用いた医療機器開発

日時:2024年6月26日(水)18:30~20:00
定員:オンサイト Co-startup Space & Community FUSEイベントスペース 50名
   オンライン Zoom 50名
参加費:無料

医療機器市場の拡大に伴って、医療機器開発は成長産業として高い期待があります。ところが、医療機器の開発では、開発者が医療従事者や患者ではないことが大半であって、開発者自身が開発機器を現場で試用できないことが壁になってきました。
 
機器開発の経験の少ない医療従事者が仕様書や図面の説明をどこまで理解できるかという課題もありますし、開発者としては、自分の知識を詰め込んだ完成品を使ってもらいたいという意地もあると思います。
 
医療従事者と機器開発者の壁を取り除くことに成功したのがスタンフォード大発のバイオデザインプログラムであり、企業での導入の成功例を、昨年のフォーラムで西内大祐先生にご紹介いただきました。
テルモ株式会社様では、ユーザーへの深い共感のために、デザイン思考やバイオデザインプログラムを活用していらっしゃいます。
 
今回はさらに深堀していただいて、過去の活用事例や最新のチャレンジ、またスタートアップの手法であるバイオデザインを企業として活用する際の注意点などについて紹介していただきたいと思います。

皆様のご参加をお待ちしております。
■ご講演
テルモ株式会社 CTOオフィス
西内 大祐(にしうちだいすけ)氏

■講師略歴
2002年 テルモ(株) 糖尿病 研究開発部門
2009年 経営企画室
2011年 文部科学省研究振興局ライフサイエンス課
2013年 糖尿病 マーケティング
2016年 スタンフォードバイオデザイン講師養成講座
 
西内 大祐 氏

【ちらし】2024年6月26日 第3回 FUSEアカデミア × 光産業創成大学院大学主催フォーラム[PDF:3MB]

【終了しました】第2回 自動車・FAに向けたフォトニクスのロードマップと技術動向

日時:2024年5月22日(水)18:30~20:00
定員:オンサイト Co-startup Space & Community FUSEイベントスペース 50名
   オンライン Zoom 50名
参加費:無料

第2回は、自動車フォトニクスロードマップ策定専門委員会委員(2016年)、光産業技術振興協会スマートファクトリフォトニクスロードマップ策定専門委員会委員長(2020年)を務めた群馬大学の奥寛雅教授を講師に迎え、自動車・FAに向けた光技術動向を講演いただきます。
 
センシングは従来より光の重要な応用分野の一つでした。近年では、機械学習に代表される情報技術の急速な進展により、光センシングの高度化・高機能化が急速に進んでいます。また、これを背景として自動車やファクトリーオートメーション(FA)における光センシングの果たす役割も一層重要になりつつあります
本講演では、一般財団法人光産業技術振興協会において策定された自動車フォトニクス(2016年度)並びにスマートファクトリーフォトニクス(2020年度)のロードマップに基づいてこれらの分野を概観するとともに、関係する最近の研究活動も紹介します。

革新的なアプローチを共有する貴重な機会を提供できればと考えています。
皆様のご参加をお待ちしております。
■ご講演
奥 寛雅 先生

​群馬大学情報学部/大学院理工学府 教授

■講師略歴
東京大学大学院修了、博士(工学)。
同大助教、講師、群馬大学大学院理工学府准教授、教授を経て、2021年より現職。
光産業技術振興協会 自動車フォトニクスロードマップ策定専門委員会 委員(2016年)
光産業技術振興協会 スマートファクトリフォトニクスロードマップ策定専門委員会 委員長(2020年)
奥 寛雅 先生

【ちらし】2024年5月22日 第2回 FUSEアカデミア × 光産業創成大学院大学主催フォーラム[PDF:3.5MB]


 

【終了しました】第1回「浜松発 光技術×デザインによる新たな価値創造」

日時:2024年4月24日(水)18:30~20:00
定員:オンサイト Co-startup Space & Community FUSEイベントスペース 50名
   オンライン Zoom 50名
参加費:無料

「FUSE Academia×GPI」フォーラムの新シリーズを開催いたします。
第1回目は、医療機器イノベーション教育の推進とスタートアップ支援に長く携われてこられた中尾浩治先生をモデレーターとしてお迎えし、光技術を例としてデザイン思考との出会いが、どのようなプロセスで新しい産業を創成するのか?そのためにどのようなエコシステムが必要か?の議論を、パネルディスカッション形式で行います。

このフォーラムにご興味をお持ちの多くの方が、浜松出身の医師であるスタンフォード大学の池野文昭先生のご講演を拝聴し、同大学で誕生したバイオデザインのプロセスに触れた経験をお持ちだと思います。
バイオデザインは、人材育成、スタートアップの創成、さらに、雇用の創出に成功したプロジェクトです。
人の命に関わる医療ではありますが、バイオデザインのプロセスが、エンジニア、モノづくり企業へ医療機器ビジネスへの重い扉を開いてくれたと感じています。

浜松のモノづくり企業においても、医療・ヘルスケア事業への新規参入を模索した経験をお持ちなのではないでしょうか。
自社が培ってきた高度な技術、例えば、レーザーを用いた金属加工や樹脂の微細加工技術が、今後の成長の予測されている医療・ヘルスケア事業で生かせればという期待があるはずです。
バイオデザインのプロセスは、優れていることは理解できても、浜松のモノづくり企業がそのプロセスを受け入れるために、まず、何を始めればよいのか?についての具体的な提言はまだなかったように思います。

浜松・遠州地域における未来のイノベーションを予見し、革新的なアプローチを共有する貴重な機会を提供できればと考えています。
皆様のご参加をお待ちしております。
■登壇者
伊藤博康先生
光産業創成大学院大学 学長
東京農工大学大学院修了、浜松ホトニクス株式会社中央研究所筑波研究センター長を経て、2023年より現職

八木雅和先生
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 未来医療学寄附講座 准教授
一般社団法人ジャパンバイオデザイン学会 プログラムダイレクター
2014年、Stanford Biodesign Global Facultyを修了し、ジャパンバイオデザイン学会立ち上げに参画、プログラムディレクター。医療機器開発の人材育成に従事するほか、スタートアップ支援、国内エコシステム構築のため行政事業にも参画。

池野文昭先生
スタンフォード大学 循環器科主任研究員
2001年よりスタンフォード大学循環器科で研究を開始。2014年よりStanford Biodesign Advisory Facultyとして医療機器分野の起業家育成に従事し、ジャパンバイオデザイン学会設立にも深く関与。医療機器開発に特化したベンチャーキャピタルであるMedVenture Partners のChief Medical Officer を兼務。

■モデレーター
中野浩治先生

ジャパンバイオデザイン学会特別顧問(医科学博士)
テルモ(株)元代表取締役元会長。医科学博士。テルモでは経営企画、M&Aなどを手がける。日本医療機器産業連合会の会長を務める。退任後、バイオデザインによる医療機器イノベーション教育、スタートアップ支援を行う。ART BASE 百島の設立に協力。

【ちらし】2024年4月24日 第1回 FUSEアカデミア × 光産業創成大学院大学主催フォーラム[PDF:2.3MB]

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