グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  教員・研究 >  バイオフォトニクスデザイン分野 >  水野 誠一郎 特任教授

水野 誠一郎 特任教授


光半導体センサ技術をベースに、新たな社会ニーズに挑戦 特任教授 / 工学士 静岡大学 / IEEEシニアメンバー 
専門
  • 医療・産業計測用途向けセンサのCMOSアナログ・デジタル混在回路設計
  • IoT分野への応用技術開発
  • 専用ソフトウエア・ハードウエア開発

医療・農業などを支える、産業用光センサとIoTの理想的な結合を探る

“経産省におけるヘルスケア産業政策について”より抜粋

少子高齢化が進む日本において、農業などの第一次産業を中心に、生産人口の減少、と言う問題に直面しています。また、医療において、遠隔地の患者さんの病状深刻化を防ぐため、直接病院を訪れることなく診断を可能とするリモート診断、に世の注目が集まっています。
それらの問題解決を支える切り札として最も重要な点は、センサ技術をIoT(Internet of Things)の仕組みの中に如何に上手く取り込むことができるか、というポイントです。
これまで40年あまりのセンサ開発やソフトウエア開発の経験を基に、様々な用途に最適なセンサとソフトウエアの組み合わせ、そしてディープラーニングを主体としたビジネスモデルの構築について探求していきます。

経歴と開発事例

<経歴>
1977年~1985年: アロカ株式会社にて、超音波診断装置の制御ソフト、及び専用ハードウエア開発、等に従事
1985年~2020年: 浜松ホトニクス株式会社 固体事業部開発部にて、医療・産業計測、用途向けに、半導体CMOS技術を使ったセンサ開発に従事。特に、アナログ・デジタル混在のIC回路設計に集中。

<開発事例>
〇 原子吸光方式分光分析装置器向けCMOSアナログセンサ回路開発(1995年)
〇 宇宙開発事業団(旧・NASDA)向け、スペースシャトル搭載用海水型水棲動物実験のためのセンサIC開発
 (1998年向井千秋さん搭乗時に使用)(1998年)
〇 医用フラットパネルのために、CMOSワンチップ・イメージセンサとしては世界最大サイズとなる
  専用X線センサ(12cm×12cm)を開発(2000年頃)
〇 東大工学部計数工学科・石川正俊研究室向け、ビジョンチップ開発(2000年頃)
〇 その他、医用・産業用センサとして、特定顧客向けに数多くののCMOS回路開発設計を経験。

キーワード

  • CMOSイメージセンサ、CMOSアナログ・デジタル混在ASIC、などの設計
  • X線領域、可視領域、近赤外線領域、などのイメージング解析
  • IoTシステム構築、ディープラーニング解析


研究業績

論文特許

論文


solid state detector for atomic absorption spectroscopy; Radziuk, Yamamoto, Mizuno journal of analytical atomic spectrometry 1995 issue 6

CMOS型X線画像検出装置の開発;赤沼、中川(東大放射線科)、水野、山本(HPK)日本医学放射線学会雑誌 58(3), 81-85, 1998-02-25
スペースシャトル搭載用海水型水棲動物実験装置の開発;柳川、加藤(NASDA),崎村(三菱重工)、水島、池上(NEC),水野、船越(HPK)
256x256 Compact CMOS Image Sensor With On-Chip Motion Detection Function solid state circuit, vol.38, no.6, June 2003     他

特許

国内特許登録及び関連外国出願登録、併せて100件以上の実績あり