レーザーものづくり講座について
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受講生へのメッセージ
光はいつも道を拓いた
近年、産業構造の変化や国際競争の激化など、産業界を取り巻く環境が大きく変化しつつあります。これに伴い、ものづくりに関する企業でも技術や経営の変革が必要になっています。ものづくりの製造現場では、多品種少量生産、製品の軽量化・小型化・精密化・高強度化などに対応できる独自の生産技術が求められております。
レーザー加工はこのようなニーズに対応できる生産技術であり、
1.超硬材から軟質材までの多様な材料をいろいろな形状に高精度で加工できる。
2.切断、溶接、穴あけといった用途では加工速度が速い。
などを特長とします。レーザー加工は様々な分野に適用され、光計測分野と同様高い成長率を有しております。
ここ浜松地域においても、レーザー加工の産業応用が着実に顕在化しつつあります。これをさらに加速させるには、機械工作を中心とする『ものづくり技術』と『レーザー加工技術』の融合が鍵となっております。
レーザー加工はこのようなニーズに対応できる生産技術であり、
1.超硬材から軟質材までの多様な材料をいろいろな形状に高精度で加工できる。
2.切断、溶接、穴あけといった用途では加工速度が速い。
などを特長とします。レーザー加工は様々な分野に適用され、光計測分野と同様高い成長率を有しております。
ここ浜松地域においても、レーザー加工の産業応用が着実に顕在化しつつあります。これをさらに加速させるには、機械工作を中心とする『ものづくり技術』と『レーザー加工技術』の融合が鍵となっております。
本講座では、ものづくり企業の中堅技術者を主たる対象とし、受講生の皆様にレーザー加工技術の特長(『レーザー加工で何ができるか?他の工法との違いは何か?』)について知っていただければと考えております。レーザー加工技術の実用化・事業化を検討する上で必要な知識・情報・ノウハウを『わかりやすく』ご提供いたします。
本講座の受講によって『レーザープロセシング技術に関連する基礎・応用技術を理解した上で、自社の保有技術とレーザープロセシング技術を融合して製品開発に結びつけ、自社の製品戦略を構築できる』中核人材を輩出致します。
本講座の受講によって『レーザープロセシング技術に関連する基礎・応用技術を理解した上で、自社の保有技術とレーザープロセシング技術を融合して製品開発に結びつけ、自社の製品戦略を構築できる』中核人材を輩出致します。
レーザーによるものづくり中核人材育成講座
プロジェクトコーディネーター
本講座の概要
「レーザーによるものづくり中核人材育成講座」とは、レーザー加工の基礎から産業応用までを正しく理解し、ものづくり企業の現場でレーザー加工の導入・実用化を推進できる人材を育成することを目的とした講座です。2022年度までに日本各地から458名(2010年度より)の修了生を輩出しており、高い評価を受けております。(すべての講義スタイルを含みます)
近年、最先端のレーザー技術が、産業や医療・バイオなどの多くの分野に導入されています。最先端のレーザー技術は、各分野の既存技術に置き換わるだけでなく、これまでにない新しい加工が生まれる可能性があります。しかしながら、レーザー技術の導入には幅広い知識・技術が必要となるため、日々進歩しているレーザー装置やレーザー加工技術の習得が必須です。そして、最先端のレーザー技術を事業に採り入れることが、わが国の強力な競争力になります。
本講座は、光産業創成大学院大学が主体となって静岡県西部地域を中心とした産学官の連携により、レーザー加工の基礎から産業応用までのレーザー加工技術の教育プログラムを開発し、総合講座として体系化したものです。これまで、単発で部分的な講座はありましたが、レーザー加工全般に関して総合的にまとめた講座は、本講座が世界初となります。これにより、ものづくり技術の革新をもたらすレーザー加工が産業分野へ普及促進され、本学が目指す「光技術を使った新しい産業創成」が期待されます。
近年、最先端のレーザー技術が、産業や医療・バイオなどの多くの分野に導入されています。最先端のレーザー技術は、各分野の既存技術に置き換わるだけでなく、これまでにない新しい加工が生まれる可能性があります。しかしながら、レーザー技術の導入には幅広い知識・技術が必要となるため、日々進歩しているレーザー装置やレーザー加工技術の習得が必須です。そして、最先端のレーザー技術を事業に採り入れることが、わが国の強力な競争力になります。
本講座は、光産業創成大学院大学が主体となって静岡県西部地域を中心とした産学官の連携により、レーザー加工の基礎から産業応用までのレーザー加工技術の教育プログラムを開発し、総合講座として体系化したものです。これまで、単発で部分的な講座はありましたが、レーザー加工全般に関して総合的にまとめた講座は、本講座が世界初となります。これにより、ものづくり技術の革新をもたらすレーザー加工が産業分野へ普及促進され、本学が目指す「光技術を使った新しい産業創成」が期待されます。
受講者の参加地域
日本各地より、延べ496名にご参加いただきました。(2010年度より2023年度までを統計)
静岡県 | 174名 |
---|---|
愛知県 | 117名 |
神奈川県 | 46名 |
大阪府 | 24名 |
兵庫県 | 22名 |
東京都 | 21名 |
岡山県 | 13名 |
埼玉県 | 11名 |
長野県 | 10名 |
滋賀県 | 10名 |
石川県 | 6名 |
---|---|
岐阜県 | 5名 |
福井県 | 5名 |
茨城県 | 4名 |
千葉県 | 4名 |
新潟県 | 4名 |
三重県 | 3名 |
京都府 | 3名 |
福岡県 | 3名 |
栃木県 | 2名 |
広島県 | 2名 |
---|---|
北海道 | 1名 |
青森県 | 1名 |
岩手県 | 1名 |
福島県 | 1名 |
和歌山県 | 1名 |
鳥取県 | 1名 |
沖縄県 | 1名 |
カリキュラム
レーザー加工に必要な基礎知識・技術
未取扱い者向けのレーザー加工説明
レーザーの諸特性・加工現象を体感し、光学・レーザー・加工システム等の基本的なイメージ、知識を身につけます。
レーザー及びレーザー加工の基礎
レーザー加工の発展の歴史、光学の基礎、レーザーと物質の相互作用、4つのレーザー加工技術(溶接・溶着、表面処理、切断・穴あけ、微細加工)に関する講義を行います。ここでは、本講座を理解する上で必要な基礎知識を習得します。
各種加工用レーザー、レーザー加工に関わる周辺技術
各加工用レーザーの主な特徴を把握するために、実用化された加工用レーザーについて、その原理・特徴・加工事例などを学びます。実用化された経緯に沿って進めるため、加工用レーザーについて幅広く深い知識が身に付けます。
炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザー、半導体レーザー、ファイバーレーザー、ディスクレーザー、短パルスレーザーまた、レーザー加工に携わる際欠かすことのできない光学系の知識、そしてレーザー加工の安全に関する講義も併せて行います。
炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザー、半導体レーザー、ファイバーレーザー、ディスクレーザー、短パルスレーザーまた、レーザー加工に携わる際欠かすことのできない光学系の知識、そしてレーザー加工の安全に関する講義も併せて行います。
レーザーの測定、制御、加工物の観測
レーザーを取り扱う技術について理解するために、レーザーの測定・制御に関する内容を講義と実習を通じて習得します。あわせて加工物の観測に関する講義・実習も行いますので、加工から評価までの一連の技術を学ぶことが可能です。
産業応用・事業化事例
分野ごとのレーザー加工の役割を理解するため、レーザーが各産業分野においてどのような使われ方をしているのか、ユーザー視点またはサプライヤー視点で講義を進めます。また、各分野における今後の方向性、そして他では聞くことの出来ない最新の話題についても触れていきます。
講義と連動したレーザー加工映像実習
各レーザー加工技術の原理や違い・ポイント等について理解するために、講義と対応したレーザー加工映像実習をセットで行います。
レーザー加工の現象を見るだけでは理解できないことも多いでしょう。そこに充分な解説があれば、深い理解が得られます。企業で実際使われている装置を扱うため、レーザー加工の原理や装置の基本構成と産業での応用を理解できます。
レーザー加工の現象を見るだけでは理解できないことも多いでしょう。そこに充分な解説があれば、深い理解が得られます。企業で実際使われている装置を扱うため、レーザー加工の原理や装置の基本構成と産業での応用を理解できます。
レーザー加工の産業応用と事業化ポイントの紹介
レーザー加工技術の実用化を進めるための重要となるポイントを把握するために、各種産業における動向、加工装置開発・事業化工程、モニタリング機器、現場での品質管理などについて講義します。また、実際に事業化した事例について紹介し、レーザー加工実用化の成功要因を探ります。
受講生を個別でサポート
個々の製品開発の推進、あるいは現場での問題解決のために、個別に受講者をサポートします。受講後、修了生の事業化プランの検証・推進を共に取り組んでいきます。また、研究開発を大学・研究機関・公設試験研究機関の講師が、製品開発を企業の講師が、パートナーとして協力する体制を築いています。
運営組織について
主催機関 | 光産業創成大学院大学 |
---|---|
連携機関(協賛) | 静岡県、浜松市、公益財団法人光科学技術研究振興財団、 公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構 |
連携機関(実施協力) | 浜松ホトニクス株式会社、エンシュウ株式会社、 静岡県工業技術研究所 浜松工業技術支援センター |
後援機関 | 公益財団法人静岡県産業振興財団、浜松商工会議所、磐田商工会議所、 一般財団法人光産業技術振興協会、一般社団法人レーザー学会、レーザ協会、 一般社団法人レーザ加工学会、中部レーザ応用技術研究会、 一般社団法人日本機械学会、一般社団法人レーザプラットフォーム協議会、 株式会社オプトロニクス社 |
講師所属機関 | 大阪大学 接合科学研究所、近畿大学、慶應義塾大学、大同大学、東京工科大学、 公益財団法人レーザー技術総合研究所、株式会社 IHI、愛知産業株式会社、 IPGフォトニクスジャパン株式会社、株式会社エイチ・ティー・エル、 エンシュウ株式会社、シグマ光機株式会社、住友電気工業株式会社、 トルンプ株式会社、株式会社ナ・デックス、株式会社ナノプロセス、 日産自動車株式会社、株式会社ニデック、浜松ホトニクス株式会社、 古河電気工業株式会社、株式会社フローサイエンスジャパン、三菱電機株式会社、 株式会社レーザーシステム、Laser Technology Fountain、 静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター、光産業創成大学院大学 |
過去の関東経済局での委託について
本講座は、経済産業省関東経済産業局委託事業として、平成20年度より平成22年度の3年間にわたり、「レーザープロセシングの基礎から産業応用までを熟知したものづくり中核人材の育成」を目的として、静岡県西部地域を中心に実施してきた事業です。
平成23年から本学の教育研究活動の一環として位置付け、本学の資源等を生かし、新しい価値を創造する人材育成に関する事業として展開しています。
平成23年から本学の教育研究活動の一環として位置付け、本学の資源等を生かし、新しい価値を創造する人材育成に関する事業として展開しています。