株式会社ミーバイオ 早水 建祥さん
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株式会社ミーバイオ 早水 建祥さん
Photonics Challenge2023 最優秀ビジネス賞
※登壇後、Photonics Challenge支援企業様の技術担当の方とつながり、光を用いたセンシング技術について理解を深めることができ事業化が進展
Photonics Challenge2023 最優秀ビジネス賞
※登壇後、Photonics Challenge支援企業様の技術担当の方とつながり、光を用いたセンシング技術について理解を深めることができ事業化が進展
登壇後に得られた成果

「光スイッチバイオ生産システム mii-Bioprocess」のプラットフォーム展開
Q1:事業の内容を教えてください。
石油化学品のバイオ化が期待される一方、石油化学品の原料となる「芳香族化合物」は毒性があるものが多く、微生物を用いたバイオものづくりにおいて「毒性のために微生物が増殖しない=目的物質の収量が取れない=大量生産」に課題を持っています。我々のコア技術は、光を用いて時間特異的に微生物の代謝経路の制御ができること(遺伝子のOFF⇒ONなど)であり、この技術を用いることで、①微生物の培養フェーズと②目的物質の生産フェーズを光で切り替えることができます。この光スイッチバイオ生産プロセス「mii-Bioprocess」を確立することで、バイオものづくり業界にブレークスルーを起こすことができると考えています。
石油化学品のバイオ化が期待される一方、石油化学品の原料となる「芳香族化合物」は毒性があるものが多く、微生物を用いたバイオものづくりにおいて「毒性のために微生物が増殖しない=目的物質の収量が取れない=大量生産」に課題を持っています。我々のコア技術は、光を用いて時間特異的に微生物の代謝経路の制御ができること(遺伝子のOFF⇒ONなど)であり、この技術を用いることで、①微生物の培養フェーズと②目的物質の生産フェーズを光で切り替えることができます。この光スイッチバイオ生産プロセス「mii-Bioprocess」を確立することで、バイオものづくり業界にブレークスルーを起こすことができると考えています。


Q2:本事業の対象顧客を教えてください。その顧客のどんな課題を解決するのですか?
想定している顧客は、石油化学メーカー様です。カーボンニュートラルの文脈から、CO2排出量削減という新しい指標が石油化学品にもたらせる中、期待されるのが化学原料や樹脂のバイオ化であり、石油化学メーカー様の将来的な課題です。一方で、バイオものづくりにおいては、芳香族化合物の大量生産に課題があり、バイオものづくりスタートアップが、顧客に対して有用なプロダクトが提案できていないという現状があります。我々は、そのような顧客の課題を解決し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。
想定している顧客は、石油化学メーカー様です。カーボンニュートラルの文脈から、CO2排出量削減という新しい指標が石油化学品にもたらせる中、期待されるのが化学原料や樹脂のバイオ化であり、石油化学メーカー様の将来的な課題です。一方で、バイオものづくりにおいては、芳香族化合物の大量生産に課題があり、バイオものづくりスタートアップが、顧客に対して有用なプロダクトが提案できていないという現状があります。我々は、そのような顧客の課題を解決し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。
Q3:類似の事業との違いはなんでしょうか。
微生物の代謝経路の制御技術として、化合物(誘導剤)添加による制御がラボスケールの実験では用いられています。ただ、一般的に活用されている誘導剤(IPTG)は非常に高価で、汎用石油化学品(芳香族化合物)などの生産に用いるにはコストが高すぎるという課題があります。我々が活用する光(波長:570nm、他)はLEDで済み、また光制御技術は微生物に組み込む(遺伝子にノックインする)ことができるために、IPTGと比較してコストが圧倒的に低いという有用性を持ちます。
微生物の代謝経路の制御技術として、化合物(誘導剤)添加による制御がラボスケールの実験では用いられています。ただ、一般的に活用されている誘導剤(IPTG)は非常に高価で、汎用石油化学品(芳香族化合物)などの生産に用いるにはコストが高すぎるという課題があります。我々が活用する光(波長:570nm、他)はLEDで済み、また光制御技術は微生物に組み込む(遺伝子にノックインする)ことができるために、IPTGと比較してコストが圧倒的に低いという有用性を持ちます。
Q4:光技術をどのように活用していますか。
光の持つ特徴の一つ「時間特異的制御能の高さ」(光を当てた時にだけ反応し、あとは反応しない。そしてそのスイッチングが速い)を活用した制御技術で、光学と化学、生物学の融合技術です。
光の持つ特徴の一つ「時間特異的制御能の高さ」(光を当てた時にだけ反応し、あとは反応しない。そしてそのスイッチングが速い)を活用した制御技術で、光学と化学、生物学の融合技術です。
Q5:Photonics Challengeに参加しようと思った動機を教えてください。
我々の光技術のユニークさが、光の研究者の方々に受け入れられるものかを知りたかったことと、Photonics Challenge支援企業様とのコネクションを持ちたかったことです。
我々の光技術のユニークさが、光の研究者の方々に受け入れられるものかを知りたかったことと、Photonics Challenge支援企業様とのコネクションを持ちたかったことです。
Q6:メンタリングの効果はありましたか?
ピッチで最優秀賞を取る、まずはここに集中してメンタリングに臨みました。過去のピッチ事例をお聞きしながら、プレゼン資料に対して様々な改善のアドバイスをいただいたおかげで、目標通り最優秀賞を取ることが出来ました。メンタリングをいただいた先生方には、大変感謝をしています。
ピッチで最優秀賞を取る、まずはここに集中してメンタリングに臨みました。過去のピッチ事例をお聞きしながら、プレゼン資料に対して様々な改善のアドバイスをいただいたおかげで、目標通り最優秀賞を取ることが出来ました。メンタリングをいただいた先生方には、大変感謝をしています。
参考 株式会社ミーバイオ ホームページ
https://www.mii-bio.com
https://www.mii-bio.com