パイフォトニクス株式会社 仲谷 友孝さん

パイフォトニクス株式会社 仲谷 友孝さん

Photonics Challenge2024 静岡中小企業優秀賞

※現在、米国以外でもグローバル市場への展開を進めており、戦略立案時のターゲット絞り込み等にブラッシュアップしたリーンキャンバスを活用しています
登壇後に得られた成果

天井クレーン安全市場におけるホロライト海外展開

Q1:事業の内容を教えてください。
光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」により危険エリアを可視化します。労働災害の発生には、ヒヤリハットが多く隠れているといわれていますので、ホロライトでそれらの危険を可視化することにより、注意喚起ができ、労災発生のリスクを軽減することができます。
 
【使用イメージ】
①クレーン:立入禁止区域や吊荷の位置を明示
②産業車両:可動物の進行方向や旋回範囲を明示
③境界線:危険エリアと安全エリアを分けて明示
Q2:本事業の対象顧客を教えてください。その顧客のどんな課題を解決するのですか?
対象顧客は、鉄鋼・輸送用機器メーカーです。労働災害が多発する現状(世界で年 290 万件死亡労災が発生。死亡労災 1 件あたり平均 1.7 億円の損害が発生)に対して解決策を提案しています。
 
Q3:類似の事業との違いはなんでしょうか。
ホロライトは日本・米国・欧州・中国で特許取得済みです。高輝度LED光源と大型光学素子の組合せにより、圧倒的に視認性の高い光パターンを形成できることが最大の強みです。
Q4:光技術をどのように活用していますか。
圧倒的な視認性を実現するのは、光の指向性の高さです。一般的な照明では拡散する光を集めることで局所的に視認性の高い光を形成できます。また、光学素子の組み合わせにより、様々な形状の光パターンを形成します。このLED光源と光学素子の構成で基本特許をとっており、広い権利を有していることが技術的な強みとなります。
Q5:Photonics Challengeに参加しようと思った動機を教えてください。
本事業のテーマである安全用途は現在のパイフォトニクスの中核事業となっています。当社代表が築いてきたこの事業を「グローバル市場に展開する」新事業と位置づけ、事業計画を客観的に評価・ブラッシュアップするために参加しました。
Q6:メンタリングの効果はありましたか?
リーンキャンバスを軸にディスカッションを重ねながら、事業計画をブラッシュアップすることができた。具体的には、顧客課題・解決策・価値提案・優位性の部分についてより簡潔かつ具体的に定義できるようになった。
参考 パイフォトニクス株式会社 ホームページ
 https://www.piphotonics.com/
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